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東京生活を楽しんでいましたが、ロンドン移住することになりました


by onoz223

点と線

ちょっと明るい話ではございませぬ



帰省するたびにお世話になっていたお店のおじさんが、突然亡くなりました。
病気をすることなく、まったく元気だったのに、ある朝突然、体内の交通事故ともいえる心臓発作で亡くなりました。息を引き取るまで、ほんの数時間の出来事だったそうです。それまでの元気な生活と、全く脈絡もなくやってきた、死というひとつの点。
残された家族の衝撃と悲しみははかりえません。

私の母側の祖父も、同じように突発的に他界しました。知らせを受けて東京から新潟への新幹線に飛び乗ったのですが、急いだからといって祖父に会える訳ではないと知りつつ、あれほど距離をうらめしく思ったときはありませんでした。そして祖父に会って、世の中にはこんなに悲しい出来事があるのか、と思いました。この祖父からはとてもかわいがってもらっていて、大好きでした。つらくて悲しくて、生活が普段通りに戻ることが想像できませんでした。それと同時に、世の中の多くの人は同じ悲しみをもうすでに経験しているのだ、と思うと、みんなえらいなあ、こんな悲しみに見舞われても、今この瞬間にも、みんな社会生活を営めているだからなあ、なんて思いました。

夫君に対して、今までは「浮気さえしなければ何をしても許せるだろう」なんて思っていたのですが、「生きてさえいてくれれば、なんでもいい」にレベルを下げました。
これは、だれも約束できないことなんですけどね、、、。

おじさんに対しては、まだご冥福をお祈りする気になれません。おしどり夫婦だったおばさんを、地元のみんなが守ってくれますように。
by onoz223 | 2005-08-08 23:42 | diary